「未来の私・JOY」贈呈式(SI山梨)  

 2月17日、古名屋ホテルにてプログラム例会を開催し、「未来の私・JOY」の贈呈式をいたしました。
 このプログラムは日本東リジョンの30周年記念事業「未来の私」プロジェクトの主旨を引き継ぎ、SI山梨が独自に設立した基金です。
 児童養護施設、自立支援ホーム入所女子生徒自立支援のため、毎年作文審査にて『未来の私賞』1名を選出、応募者全員に『JOY賞』としてそれぞれに自立支援金を給付しています。
 今年の『未来の私賞』は児童養護施設めだかの学校ジュニアに3年4ヶ月間在籍したFさんが受賞されました。
 担当職員の北澤様から、施設入所当時は不安定な様子であったが4年かけて高校を卒業し大学進学を叶えたFさんの頑張り屋さんの一面についてお話されました。
 課題作文の朗読では中学3年時はいじめや家庭環境から学校に通えずにいたがソーシャルワーカーや医師が関わり、困り事に対してどうしたら苦しくならないかを導いてもらえたことや施設に入所当時はルールに縛られていることを窮屈に感じていたが大人に甘えられる環境に安心感を抱けたこと、さらに大学生活では心理学を学び、アルバイトもして人と関わりながら視野を広げたい思いを伝えられました。
 生きること、そして幸せになることをとても大切に考えていらっしゃるFさんの夢は公認心理師になり人を支えることです。
 『JOY賞』1名も同施設のMさんに贈られました、
 この基金が児童養護施設を出て自立する女子生徒たちの輝く未来の一助になることを会員一同願っております。

女性と女児の活動